二子玉川「Café Palmeiras」人に寄り添うヤシの木カフェ

二子玉川駅から歩いて住宅地を抜けると、目の前に公園が広がる開放的なカフェ「Café Palmeiras(カフェ パウメイラス)」があらわれます。

白壁の爽やかな印象のお店は、二子玉川という土地にありながら海辺の風を感じさせるたたずまい。

今回はこだわりの食材、コーヒーなどオーナーの想いの詰まったお店の魅力をご紹介します。

※お店の許可をいただいた上で、撮影・執筆をおこなっています。

Palmeirasに込めた想い

店名の「Palmeiras(パウメイラス)」はポルトガル語でヤシの木を意味します。

20代の頃にフィリピンで3年ほど生活をされていたという、世田谷ご出身のオーナー・エリさん。

ヤシの木がたくさん生えた島で「生まれ変わった」と表現するくらいに大きな影響を受けたそうです。

ヤシの木は実や葉など、余すことなく活用できる植物。家族愛や生命、守護という意味を持ち、お店が愛に守られるようにと名付けたとのこと。

とてもステキですね。

アートを愛する空間

お店に入ると目を引くのが壁に飾られた鮮やかな絵。中でも目立つのがターコイズブルーの背景にサーファーが描かれたものです。

実はこちら、モダン・サーフアートを牽引するアートブランド・Palm Graphicsの豊田弘治氏のアート。

アート好きのオーナーが豊田氏の作品を買い集めていたことで、ご縁ができたそうです。

店内にあるコーヒーを描いた作品や、お店のロゴであるヤシの木も豊田氏が手がけたとのこと。

新人アーティストの絵を店内に飾ったり、展示会の会場として場所を提供することもあるそうですよ。

米粉を使ったワッフル

今回注文したのは「米粉のワッフル」。一緒に目玉焼きとベーコン、サラダが添えられていて色味も食欲をそそります。

ワッフルの上にはグラノーラが散りばめられ、アガペのシロップがかかっています。

アガペシロップは、メキシコ原産の多肉植物「アガペ(リュウゼツラン)」の樹液から作られる天然甘味料。血糖値が上がりにくい低GIのシロップとして注目されています。

実は、はちみつを避けたい小さなお子様でも食べられるようにと、アガベシロップを採用しているそう。そんな細やかな気遣いが、近隣のファミリー層にも愛されている理由ですね。

アガペのシロップには優しい甘さがあり、焼きたてのワッフルの表面はサクサクとしていながら、もっちり。

グラノーラがカリカリとしていて、さまざまな食感が楽しめる一品です。

添えられたベーコンもやわらかく、ちょうど良い塩気がワッフルの甘さを引き立てていて、最後まで大満足の一皿でした。

ちなみにメニュー表は常連のデザイナーさんが「ちゃんと作った方がいいよ」とデザインしてくれたそうですよ。微笑ましいエピソードですね。

コーヒーも本格的なスペシャルティ

コーヒーや紅茶、ハーブティーなどドリンクの種類も多数。

コーヒーにも一切妥協はありません!

今回、一緒にいただいたカフェラテはスペシャルティコーヒーで有名な「WOODBERRY COFFEE」のコーヒー豆を使用しているんです。

ミルクの甘さ、液体とフォーム(泡)のバランスが絶妙です。
しかも、こちらではエスプレッソをダブルで使用!

ベリーのようなフレーバーがふわっとただよい、後味にはチョコレートのような甘さと、ほんのりスパイス感も感じられます。

オーストラリア出身のお客様には、地元のフラットホワイトに近いと好評なのだとか。

優しい味のレモネードは夏にピッタリ!

追加で生レモネードをアイスで注文。
「生」と言うだけあって、カットレモンが見た目にも涼しげでおしゃれな一杯です。

レモンの酸味と優しい甘さが調和するレモネードはクセがなく、とても飲みやすい!自家製のレシピは企業秘密なのだとか。

爽やかなテイストのレモネードは特に夏に最適、サーフアートも相まって、まるで海辺のカフェに遊びに来たかのような気持ちになってきます。

テイクアウトでも楽しめる

コーヒーなどのドリンクやスコーンなど焼き菓子も、テイクアウトできちゃいます。

散歩がてら立ち寄る方も多いようで、今回お伺いした時にも常連のお客様がテイクアウトでコーヒーを注文されていました。

ちなみにスコーンもグルテンフリーの米粉を使用していますよ。

常連さんがちょっと立ち寄って雑談を交わし「またね」とお店を出ていくアットホームな雰囲気が心地よい空間を生み出していました。

地元に根付く家族のようなお店

お店の目の前には公園があり、店内の窓から一望できます。

公園では近所の子どもたちが遊び、何か困ったことがあったらお店においでと声をかけ、地域の安全にも貢献されているオーナー。

ケガをした子どもたちが絆創膏をもらいに来るなどのエピソードを伺うと、かつて昭和のころに自身も体験した垣根のない文化を感じさせてくれます。

お母さま方も、子どもを連れてきても目が届くので安心してお茶ができますね。

ちなみに、お支払方法はクレジットやQRなど、いろいろと対応されています。

地域に根ざし、近隣のお店とも協力して助けあう小さなコミュニティを大切にするオーナー。フィリピンでのご自身の体験から生まれた優しさと気さくさは、ブレることなく活かされています。

今回もフランクにお話を聞かせていただき、とても楽しい時間となりました。

ほんの少しでも笑って家に帰れるカフェにしたいという思いが込められたお店。

帰るころには、少しだけ心が軽くなっているかもしれませんよ。
日常で張り詰めた心を、ちょっとだけゆるめに行ってみてくださいね。

Café Palmeiras(カフェ パウメイラス)
住所:東京都世田谷区鎌田3-25-13 CASA UVA1F
アクセス:東急田園都市線「二子玉川駅」から徒歩約22分
TEL:なし
営業時間:9:30-17:00(短縮営業もあり・公式Instagramでご確認ください)
定休日:月・火曜日、及び不定休(公式Instagramでご確認ください)
駐車場:なし

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。