皆さんには、いくつになっても心が踊るような場所はありますか?
今回訪れたChère(シェール)さんは、ある人は竜宮城、またある人はテーマパークと表現する、作り手の想いが紡がれる魅力の詰まった雑貨店さんです。
取り揃えている雑貨の世界観に魅了されたファンも多く、1つ1つの作品について語ってくださる店主のYukoさんの愛も、また通いたくなる理由の1つになっています。
入口の前はワクワクとした雰囲気が漂い、店内へ入るとステキな空間が広がっていました。
きっかけは幼いころの小さな冒険

お店に入ると、店主のYukoさんがいらっしゃいました。
さまざまな作品が置かれている、まるで小さなお店が集まったようなかわいらしい店内は、置いてある商品1つ1つに思わず目を奪われてしまいます。
雑貨に興味を持ったきっかけを伺うと
「幼いころから小物が好きで、小学生になると表参道にある老舗の雑貨店に行ってはお小遣いで雑貨を購入し、その場の雰囲気を楽しんで帰るということをミッションにしていました。ポストカードなどの小さなものしか当時は買えませんでしたが。そのころから雑貨屋さん巡りの暮らしをしていたんですよね。」
なんとYukoさんの雑貨人生は、小学生のころから始まっていました。
特に紙が好きで、折り紙や折り紙についている模様に興味があったそうです。

次第に物を作る側になりたいと志し、大学では染色やプリントデザインを学び、雑貨屋に就職されたそうです。
導かれるように店舗を運営することに

雑貨店で経験を積んでいくうちに、自分で作ったものも販売したいと思うようになり、仲間と一緒に展示会を開催しながら、模索する時期を過ごされていました。
そのような日々を過ごしていると、仲間たちからいい加減お店をやってみては?という提案もあり、開店を目指すようになったそうです。
とんとん拍子に話が進み2009年の4月、現在の場所にお店をオープンされました。
当時を振り返りYukoさんは
「仕組まれていたんじゃないかって思うほど、さまざまなタイミングが合ったんですよね。人生の半分以上は雑貨やギフトに囲まれていたので、もうこれしかないし天職なのだと思います」と笑顔で話してくださいました。
実験の日々

お店を訪れた時が、12月ということもあり、クリスマスの雰囲気に包まれていました。
店内は定期的に小物たちの場所を替えているそうで、その理由を伺うと
「雑貨店をしていて面白いなと思う理由の1つに、少し場所を変えるだけで今までずっと店内にいたのに、急にお客さんに見つかる子がいることなんです。出会うべき人に出会ってもらいたい想いで、ディスプレイにはこだわっています。」

お話を聞かせていただくたびに、至るところに取り扱う作品への愛を感じられました。
「店内に語れないものは、置いてありません。全部話せます!」
そう語るYukoさんの想いに、心奪われる温かい時間を過ごさせていただきました。
人との出会いの場に

「雑貨店でありながら、サロンのような役割も担いたいと思っているんです。雑貨店=物を買う場所というだけでなく、人と人を繋ぐ場でもありたいです。」
Chèreさんでは、毎月ワークショップやイベントが開催されており、そこで出会った人々が化学反応を生むこともあるそうです。
お客さんの趣味趣向を聞いていると「あの人、こういうものが好きな人を探してるって言ってたな」と思うことも多々あるそうで、人と人の繋がりのお手伝いをすることも、お店の役割になっていると話してくださいました。
人と人との出会いの場にもなっている、Chèreさん。
ぜひお近くにお越しの際は、想い溢れる“テーマパーク”にお立ち寄りください!
Chère(シェール)
住所:東京都世田谷区玉川3-23-24 1F
アクセス:東急田園都市線 、東急大井町線「二子玉川駅」から徒歩約6分
TEL:03-6805−7925
営業時間:月・火・木・金 15:00-19:00
土・日・祝 お昼頃-19:00
定休日:水曜日
営業日時は変更になる場合がございます。
詳しくはお電話にてお問い合わせください。
駐車場:なし