二子玉川の桜なら東陸閘|土手に広がる春の隠れた名所を紹介

二子玉川の穴場を探しているなら、東陸閘(玉川東陸閘(たまがわひがしりっこう))の土手が一番のおすすめです。

駅から徒歩数分の場所にありながら、約500メートルにわたる桜並木が楽しめる、知る人ぞ知るお花見スポット。

足元には一面にハマダイコンの花も咲き、桜と春の草花が美しい春の景色を満喫できますよ!

今回は桜並木と、不思議な存在感を放つ「玉川東陸閘」と、さらに「玉川西陸閘(たまがわにしりっこう)」についてもご紹介します。

約500m続く土手の桜並木

二子玉川駅から多摩川方面に歩いて2分ほど、多摩堤通りを進んだ先に赤いレンガが特徴的な「玉川東陸閘」が見えてきます。

この陸閘上の土手は春になると、桜並木とハマダイコンの花が広がる景色がとても美しいのです。

観光地のような混雑はなく、地元の人が静かに春を楽しむ穴場のお花見スポット!

玉川東陸閘の先には土手へ上がる階段があり、階段を上がってからの土手道に、約500メートルにわたる桜並木があります。

コンパクトな土手に桜の木が並んでいるため、満開のころには枝が頭上を覆うように広がり、桜をとても近く感じられるのが特徴。

足元には淡い紫色の花を咲かせるハマダイコンが一面に咲き、桜のピンクとハマダイコンの紫、そして新緑の草の色が重なり、春ならではのやさしい色合いの風景が楽しめます。

風に揺れる花を眺めながらの散歩は、とても気持ちのいい時間。

桜の木の下で小さなレジャーシートを広げてピクニックを楽しむ親子の姿や、愛犬とお花見をしながら散歩する人の姿も見られる、のんびりとした雰囲気の場所です。

この桜並木に魅かれて、数年前ですが娘の小学校入学記念の写真を撮影した思い出が。

桜とハマダイコンが咲く土手道を歩く、初々しいランドセル姿の娘とこれから小学校での生活に心が躍りました。

今でも桜の季節になると、体と同じくらいの大きさのランドセルを背負った子どもたちが、お友だちと写真を撮っている姿を見ては、とても懐かしい気持ちになります。

「玉川東陸閘」ってなに?

玉川東陸閘より二子玉川駅前バスロータリー方面を望む

「陸閘(りっこう)」とは、堤防の切れ目に設置された陸上のゲートのことで、多摩川の堤防に設けられた洪水対策のための施設。

普段は人や車が通れるようになっていますが、洪水の危険がある場合には閉鎖され、堤防として機能します。

玉川東陸閘は大正7年に着工し、昭和8年に完成した多摩川改修工事の一部として設けられました。

開口部は幅約5.5m、高さ約2.7mで、隣にある西陸閘よりもやや大きな構造です。

現在も国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所が管理しており、毎年5月頃には出水期前の閉鎖訓練が行われているんですよ。

もうひとつの陸閘「玉川西陸閘」

玉川東陸閘のすぐ近く、多摩堤通り沿いを駅方面へ少し進むともうひとつの陸閘「玉川西陸閘」があります。

この2つの陸閘は、二子玉川駅東側の住宅街に設けられた対になる施設。

どちらも多摩川改修工事の際に造られたもので、堤防の切れ目を通って人や車が河川敷へ行き来できるように設置されました。

陸閘の側壁にはレトロなレンガ積みが残っており、近くで見ると当時の土木技術を感じることができるのも見どころのひとつ。

草の茂った土手に切り通しのような場所があるので、歩いているとすぐに見つけることができます。

玉川東陸閘と玉川西陸閘を見比べながら散歩してみるのも楽しいですよ!

春の散歩にぴったり

春の二子玉川は、またひと味違った自然の色彩豊かな顔を見せてくれます。

土手へ続くハマダイコンの坂道

特に玉川東陸閘周辺は、二子玉川駅から徒歩数分というアクセスの良さもありながら、どこかのどかな雰囲気が残るのも魅力。

春の散歩にぴったりの場所ですので、ぜひ桜とハマダイコンが彩る春の土手の景色をゆったり楽しんでくださいね。

玉川東陸閘
住所:東京都世田谷区玉川1-8
アクセス:東急田園都市線「二子玉川駅」から徒歩約2分
駐車場:なし

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。